仕事に誇りを持てるか

TOEFL-ibt)
最近、TOEFL-ibtの勉強に日々取り組んでいます。留学のためにTOEFL-ibtの高いスコアが必要だということに加え、TOEFL-ibtの勉強をすることでスピーキング力・ライティング力を含めた実践的な英語力を高めることができると思うからです。特に昨年は4回海外出張に行かせてもらいましたが、どの出張でも自分の英語力のなさを強く実感しました。TOEFL-ibtの勉強を徹底的にすることが、今の外交の仕事の成果にも直結すると思っているので、モチベーションを高く維持して頑張っていきたいです。


(仕事に求める重要な要素)
さて、そのTOEFL-ibtのスピーキングの練習をしているのですが、「あなたにとって仕事に求める重要な要素は何ですか。」という問題がありました。TOEFL-ibtのスピーキングは、この質問を見てから15秒間だけ考えて60秒で英語で回答するという極めて難しいセクションなのですが、それはともあれ、その問題集の模範回答に「自分のやっている仕事を自分の家族に誇れること。」という回答がありました。思いがけず、この回答には強く共感しました。どんな仕事であれ、「自分の家族に自分のやっている仕事を誇れるかどうか」という観点は確かに重要だなぁと。僕自身は国のために働きたいとの想いを持って国家公務員として働き始めたわけですが、入省して1〜2年目(2010〜2011年)は、脱官僚の掛け声のもと、官僚は全て悪だと言わんばかりの報道も多く、自分たちの日々やっている仕事が重要ではないのではないかと悲しい気持ちにさせられることが多くありました。ただ、僕自身はこれまでやってきた仕事、今やっている仕事に誇りを持っているし、国のために働いていると胸を張って家族に言うことができます。将来自分の家庭を築いた時も、この気持ちだけは誰に批判されようと強く持ち続けていたいし、この気持ちを持てなくなったら、その時は今の仕事を辞める時なのかと思います。
安倍総理が年末にテレビ番組で、「多くの官僚は高い志を持って働いている。彼らに自分の仕事に誇りを持って働いてもらうことが大事だ。」との趣旨の発言をしていました。これを聞いて僕は純粋に士気が上がりました。トップに立つ人の役割は、下で働いている人が自分の仕事に誇りを持てるように鼓舞してあげることなんじゃないかと思いました。
就職活動や転職活動をしている人でもしこのブログを見ている人がいたとすれば、「自分の仕事を家族に誇れるかどうか」という視点も加えてみるのもいいかもしれません。