2009年の振り返りと2010年の抱負

年末年始は修論で行き詰まり卒業できるかどうか不安に襲われ(笑)、ブログを書く気持ちになれなかったのですが、今ほんの少しだけ兆しが見えて気分が落ち着いてきたので、記事を書こうと思います。
今更ですが、2009年の振り返りと2010年の抱負的なものを書いておこうと思います。


【2009年の振り返り】
2009年は前半の就職活動と、後半の修士論文に尽きるような気がしています。

就職活動では最後は国家公務員と商社とで悩みに悩んだけど、最終的に自分が最も納得できる進路を選べたと思っています。自分のやりたい仕事という観点からは、国の政策作りに関わる仕事ができるのは霞が関しか選択肢がなかったし、一生をかけて熱意を持って取り組める職業は僕にとっては行政官だったように思います。向き不向きという観点でも、ビジネスマンとしては、大学院の友人を見ていると、僕なんかよりはるかにずっと適性も能力もある人が多いように感じます。行政官としてならば、都市工学や技術経営を学んできた僕のバックグラウンドや、緻密で細かい作業が比較的得意な自分の資質も活かせると思うし、僕でも前線で活躍できる可能性があると信じています。


10月からは、完全に修士論文中心の日々にシフトしました。修論に関しては、週一開かれる研究会でほぼ毎回凹む日々でした。同期がめちゃくちゃ優秀なのと比較して、自分が今までいかに一部の偏った能力だけしか身につけてこなかったかを痛感しました。具体的には、僕は中学受験や大学受験、国家公務員試験を通じて、ある問題を与えられてそれを条件反射的に早いスピードで処理し続ける能力はある程度鍛えてきたのかなと思っています。逆に、自分の頭で物事を深く掘り下げて考えること、自分で問題を設定しそれに対し独自かつ斬新なアプローチで取り組むこと、論理的に誰もが納得のいく形で人に伝えること、こういった能力を全く訓練してこなかったなと感じています。
ただ研究室の環境には本当に恵まれていたと思います。K先生、T先生、さらにN先生という三人の先生方から週一回ペースで密な指導をしていただきました。K先生は主に研究や学問に対する姿勢・心構えという点で、T先生は論理性や人に分かりやすく伝える技術という点で、N先生はゲーム理論等の細かい研究手法という点で、たくさんの貴重なアドバイスをくれました。また、同期は常にディスカッション・パートナーになってくれ、斬新な切り口から僕の研究にコメントをくれたり、プレゼンの方法について建設的な意見をくれました。研究室の環境が恵まれていたからこそ、凹みつつも毎日研究室に通い、何とかモチベーションを保ってこられたと思っています。


【2010年の抱負】
2010年は、まずは修士論文に全力で取組み、納得のいくものに仕上げたいです。上に書いたような自分に不足している能力を鍛える絶好の機会だと思うので、妥協せず、自分をできる限り追い込んで、2月中旬までの残りの日々を過ごしたいと思います。

4月からは、いよいよ社会人になります。社会人に既になっている友人・先輩の話を聞くと、働くということは自分の思い描いていたものとギャップを感じる部分が多く、精神的に萎えるような理不尽でどうしようもないことも多いといいます。それでも、国に貢献したいという初志を忘れず、強い気持ちを持って、謙虚な姿勢で社会人一年目を送りたいと思っています。

あとは、社会人になって多忙な日々が続くことが予想されますが、今までお世話になった人たちとの関係を大事にしていきたいです。小学校から中高、大学まで、本当に周囲の環境・友人に恵まれてきたように思います。平日は難しいにしても土日や祝日を上手く使って、お世話になった人たちと連絡を取り合い、互いに刺激し合える間柄を維持していきたいです。


では、今年もよろしくお願いします☆