最近つらつらと考えていたことを、備忘録として記しておきたいと思います。文章がまとまっていないのはあしからず。

【研究テーマ】
2月下旬に、担当教官のK先生と特任教授のK先生と研究テーマについて面談があった。今AGSという学生団体に所属していて、地球温暖化問題の解決に資する環境技術・ビジネスモデルに興味があるという旨を伝えた。議論を進めていくうちに、環境技術に関連するベンチャー企業が日本には少ないという話に至った。K先生はボストンコンサルティンググループを経てコーポレートディレクションの立ち上げに関わり、現在は東大の産学連携本部の教授を務めている。また東京大学エッジキャピタルという、東大発ベンチャー企業に特化したベンチャーキャピタル監査役も務めていて、ベンチャー企業に関する造詣が深い。各務先生曰く、アメリカのシリコンバレーではクリーンテック(Clean Technology)に関連するベンチャー企業が非常に多いのだが、日本には圧倒的に少ないそうだ。こうしたディスカッションから、「日本にはどうして環境分野に関するベンチャー企業が少ないのか。今まで大企業中心で進められてきた環境関連技術のR&Dを、今後をベンチャー企業が担っていく可能性はあるのか。」という問題意識で研究を進めてみてはどうかという結論に至った。しかし、環境分野といっても漠然としていて範囲が広すぎるので、「電気自動車」に特化して日米比較を行い、関連技術を洗いざらい調査する方向になった。なぜ「電気自動車」かというと、各務先生が個人的に電気自動車関連のベンチャーに詳しいこと、K先生が人工物工学研究センター長を務めているため電気自動車に関する最先端の研究をしている先生ならすぐ紹介できることが主な理由だった。


【研究室の体制】
影山研究室は非常に恵まれていると感じている。K先生は4月から産学連携本部長を務めることになり、自身も光ファイバー技術を用いて大学発ベンチャーの立ち上げに参画した経験を持つ先生。T先生もマッキンゼー出身で企業経営に関してはプロフェッショナルだし、現在はヘッドハンティングの仕事をしているので産業界の人脈を幅広く持っていらっしゃる。K先生もコンサル業界でのキャリアをずっと積んできた先生で、ベンチャー経営・産学連携に関する知識が信じられないくらい深い方。ただどの三人の先生も相当多忙な方たちなので、今後は自分で幅広く文献を読んで基礎知識を身につけると同時に、電気自動車に関する日米の論文を読み込んだりして、適宜相談したいことがあれば先生にアポイントメントを取る、という研究の進め方になると思われる。
研究室としては、大学内・産業界のキーパーソンの紹介といった論文作成に必要なリソースは全て提供するし、いつでもディスカッションパートナーになるから、後は自分で計画を立てて自主的に研究を進めていってください、という方針のようだ。
思えば、学部時代の大西研究室も似たような雰囲気だったように感じる。あまりうるさく口出しはしてこなかったけれど、教授の人脈が幅広くて、必要とあらば三菱地所の方や東京都の都市計画担当者の方を色々と紹介してくれた。学部時代の時も感じたが、このような研究室では自分で計画的に毎日少しずつでも研究を進めていかないと、先生方は何も言ってこないので直前になって慌てふためくことになりかねない。国1の勉強もしつつ上手く時間を見つけて研究も進めていきたいと思う。


【国1】
国1の模試を一週間前に受けたけれど、結果は思わしくなく危機感が募ってきた。教養試験は45点中23点、専門試験(経済)は50点中28点だった。例年、足切りは95点中60点くらいだとか聞いたことがある。とにかく、試験に受からないことには官庁訪問さえすることもできないので、まずは試験に受かることを最優先に考えたい。