2007総括

2007年の総括を自省の意味をこめて書いておきたい。

【就活】
2007年の前半はかなりの時間を就職活動に費やした。今まで大学三年間サークルやバイト、勉強を適当にこなしていた僕は、ほとんど将来のキャリアについてなど考えたことがなかった。それでも就職活動でエントリーシートを書いたり面接を受けている中で自分がどういう仕事に就きたいか、どういう人生を送りたいかについて考えることが多くなった。しかし所詮付け焼刃のキャリアに対する展望や将来の目標を話したところで、人を見るプロである面接官には通用しなかった。そもそも受ける企業自体も、深く考えずただ単に業界トップの企業や人気企業ランキングのトップにある企業がほとんどであった。今になって思えば、そうしたトップクラスの人気企業からバッサリと落とされたことは自分の考えの甘さを思い知る上でも良かったと思うし、もう二年間大学院で勉強し直そうという決意を改めて固めることもできた。

インターン
また2007年は、三菱地所インターンを7ヶ月間やったことが良くも悪くも自分にとって大きな影響を与えてくれた。あれだけ入社したいと思い、理想の会社として思い描いていた三菱地所も、社員の方はごく普通の常識的な方たちであったし、日々の仕事内容も地味で泥臭く、想像していたような華やかな会社ではなかった。もちろん今でも大好きな会社の一つだし、将来こんな会社で働けたら嬉しいと心から思っている。けれどブランド企業や業界トップの大企業にとにかく就職したいという気持ちは就職活動時よりは薄れて、もっと広い視野で進路を考えることができるようになったかなと思う。

【プライベート】
2007年は恥ずかしながら、まだ学生の分際で非常に偉そうだが、ワークライフバランスというものを考えさせられた一年でもあった。ワーク(勉強や授業、バイト、インターン)とライフ(家族、友達、恋人とのプライベートな時間etc)の両立を図ることがいかに難しいか。プライベートを充実させようとしすぎると十分な時間を勉強に費やすことができずにストレスが溜まるし、周りに置いていかれそうで焦りも生まれる。一方で勉強やインターンばかりに時間を費やすとプライベートがおろそかになり人間関係が疎遠になっていく。
幸いなことに僕は非常に人間関係には恵まれてきた。小学校の友達、中高の友達、大学のサークルの友達、都市工の友達、就職活動やインターンで出会った友達には向上心があって人間的に尊敬できる人が多い。今後新しい人との出会いが増えていっても、こうした過去の友達との関係は大事にしていきたいと思っている。けれど過去の人間関係を大切にしようと思えば思うほど多くの時間をその維持のために費やさなければならなくなる。どうすれば大事な友達との人間関係を継続的に維持し、一方で自分自身を高めるための勉強の時間を確保するか、が今一番悩んでいることである。
特に12月は自分の時間管理が下手くそなせいもあり、毎日の予定が家庭教師・キャンパスツアー等のバイト、謝恩会の企画、授業、卒論会議、プライベートな遊びや飲み会・旅行で埋まってしまい、今自分が一番力を入れたい「勉強」をする時間を十分に作れなかった。社会人になれば当然もっとワークの比重が高くなると思うのだが、学生である今のうちから時間管理をしっかり行い、忙しい中でも勉強する時間を創出する習慣をつけておきたい。


【2008年】
2008年は、「勉強の年」にしたい。
2007年は、就職活動において自分の社会・経済に対する知識のなさ、三菱地所インターンシップにおいて一般教養のなさを痛感した。最近は卒論を書いている中で、専門である都市工学の知識がいかにないか、いかに勉強量が不足していたかを感じている。一方で2007年に出会った、就職活動で難関企業から次々と内定をもらう人、インターン中に見た活躍している社会人の方、尊敬する大学の教授たちを初め、僕が魅力的だと思う人たちは皆、表にはあまり出さないが「勉強」を相当量していることが会話の節々から滲み出ているように思った。
大学四年間勉強をあまりしてこなかったのは、高校時代の反発があるように思う。高校は男臭い男子校で、三年間夏も冬も毎日バスケをし、試験前はひたすら勉強するというかなり禁欲的な生活を送ってきた。もちろんそれはそれで最高に充実した日々だったし、今でも後悔は全くしていない。けれど一方で普通に恋愛をし、バイトをし、遊ぶ生活に憧れも持っていた。だからこそ大学生の四年間は目一杯バイトもし、遊びもし、恋愛もしたいなぁと思っていて、実際そういう生活をある程度送ってこれたように思う。でももう十分遊んだし、大学生活を満喫できたと思っているので、大学院の二年間はとにかく勉強を頑張りたい。まだまだ勉強したいことは山ほどあって、それは英語、金融・財務、ウェブ、デザイン、経営、経済などである。どの分野も圧倒的に勉強量が足りないと思っているし、ましてや社会人として羽ばたっていく同学年の友人たちに追いていかれないためには、大学院の二年間は死ぬほど勉強しなければならないと思う。
2008年は多少人付き合いが悪くなるかもしれないけれど(笑)、「勉強」をとにかく必死で頑張っていきたい。