ベトナム・タイ旅行

9月11日の夕方から9月19日の朝まで、大学院の友人K君とベトナム・タイ旅行に行ってきました★宿泊場所は海外の若者との交流も期待して、現地のユースホステルで8人部屋のところに泊まりました。最初の三日はベトナムホーチミンで、後の四日はタイのバンコクで過ごしました。ホーチミン市内とバンコク市内の主要な観光スポットを中心に回り、実際一週間で「地球の歩き方」に載っている主要スポットのほとんどを回ることができたように思います。またタイでは、現地に駐在してASEAN諸国との通商交渉を担当している経産省の職員の方にもお会いすることができました。
特に体調を崩すことなく、一週間、現地の文化に触れながら最高に楽しく過ごせました。一緒に旅行してくれたK君、本当にありがとう!


簡潔に、今回の旅で感じたことを書いておこうと思います。

【英語】
ベトナム人は、タクシーの運転手からレストランの店員まで、みんな英語が上手だった。逆に、タイ人で英語が上手な人はあまりいなかったように思った。英語が通じず、タクシーで乗車を断られたり、交渉で喧嘩になることも幾度かあった。現地の人が英語をどれだけ話せるか、観光をする上での快適さや満足度にかなり直結するものだと感じた。ただタイ人の英語が下手とは言え、日本人のタクシーの運転手さんやレストランの店員で英語が流暢に話せる人の割合と同じ程度なのかもしれないとも思った。日本も観光立国を今後目指していくのなら、国全体の英語力向上にもっと力を入れる必要がありそうだと思った。

【街の様子】
ベトナムでは街中を歩いていると、乗り物への勧誘や食べ物の押し売りにひたすらからまれた。また交通量が非常に多く、特におびただしい数の二輪車が信号を無視して道路を通行していた。強引な商人と半端でない交通量の多さが原因で、落ち付いて街を観光することができなかった。逆にバンコク市内では、商売っ気のある人はあまり多くなく、交通もベトナムと比較すれば混雑していなかったので、市内をのんびりと散策することができた。バンコク市内の主要スポットを結んだスカイトレインであるBTSが非常に便利で、全て英語対応がなされており、電車の中も駅のホームも清潔だったため、快適に移動することができた。タイは昨年も旅行で行ったのだけど、一年前と比較して、交通インフラや商業施設の面から見ても、すさまじい勢いで発展しているように直感的に感じた。

日系企業
ベトナム、タイのどちらにしても、日系企業の数がかなり多かった。特にタイでは、セブンイレブンバンコク市内のいたるところにあっただけでなく、トヨタやスズキなどの自動車企業、パナソニック三菱電機等の電機関連企業の看板をあらゆる場所で見かけた。MBKというタイの原宿と呼ばれる商業施設内では、任天堂ソニーのゲーム機、シャープや東芝液晶テレビを初め、日本の製造業の最先端の製品が前面に押し出され販売されていた。日本企業の成長戦略を考える上で、製造業の主な生産拠点としても、また日本製品の輸出先としても、タイやベトナムは非常に重要な国であると改めて肌で感じた。

  • タクシーや市場では、日本人観光客だと分かると相当高い値段をふっかけてくる

タクシー料金や市場では、料金は基本的に交渉によって決定することになる。タクシーにはメーターもついているのだが、それをあえて使わずに交渉によって値段を決定することには驚いた。初めは相当高い値段を提示してくるため、交渉を頑張れば半額か少なくとも3割引きくらいには交渉によって値下げすることができる。しかし日本人はお茶を濁すような愛想笑いを浮かべて、優柔不断な態度を取りがちだから、現地の人からしたら恰好の金づるになることが多いみたいだ。そういう僕自身も、気が弱くはっきりと意思表示ができないタイプで、曖昧な態度を取りがちなので、かなりなめられて高い値段を払わされることが多かった。毅然とした態度で、どっしりとした立ち居振る舞いで交渉することが重要なんだと改めて思った。

  • 海外の同年代の人たちは妙に落ち着いている

ユースホステルでほぼ同年代の若者と接する機会が結構あった。どの人も、一人旅の経験から来るものなのか、単に英語力があるからなのか、妙に落ち着いている人が多かった。逆に僕なんかは英語もタジタジで、あまりどっしりと構えられなかった。年齢を聞くと自分より年下だったりもして、ショックを受けることもあった。世界の同年代の人たちに負けないよう、もっと幅広い経験からにじみ出るような落ち着き感というか、どっしり感みたいなものを身につけたいなと思った。



ベトナムホーチミンの統一会堂の最上階にて



タイ、バンコクスカイトレイン。日本の鉄道以上にキレイでした。