新学期が始まって・・・

【授業について】
夏学期はTMIの科目を6科目と、経済学研究科の藤本先生の「経営戦略」という授業を取っていたのだけど、全部優が来ていました★大学院の成績は学部時代と違って、「優3割」といった制約がないようです。周りにも全部優だった人は何人かいましたが、いざ自分が取ると気持ちいいものだなぁと思いました。
今学期は、TMIの授業は僕の指導教員でもある影山先生と辻先生の「技術ロードマッピング」、妹尾先生と元橋先生の「イノベーションと知的財産」の二つを取りました。妹尾先生は秋葉原クロスフィールドの再開発のプロデューサーとして有名です。大学教授として教育活動に携わると同時に積極的に国の政策提言もしているという意味で、僕のロールモデルになり得るかなぁと思い受講を決意しました。他にはマッキンゼーコンサルタントが毎回違うトピックで授業をしてくれる「企業戦略論」を、単位は取らずに時々覗きに行こうと思っています。
また今学期は実践的な英語力やプレゼンテーション力を鍛えようと思い、化学システム工学科の「Presentation,disucussion and reporting」と社会基盤学科の英会話の授業(週1時間×3回)を取りました。


【国1の勉強、進路等】
授業を取っていない時間帯は基本的にLEC水道橋校に行って、国1の勉強をしています。やっぱり国1を目指す上で一番ネックになるのはモチベーションを維持することかなぁ。TMIの同期はみんなコンサルや金融への就職活動を本格化しているし、実際にもう内定をもらった人も2,3人います。来年の5月にでもなれば、ほぼ全員就職先が決まっているような状況になると思うので、そこでいかに焦らず平常心で国1の勉強をできるかが重要になってくる気がします。いずれにせよ、早く国1を目指して勉強を一緒にできるような友達を作りたいです★


【海外研修】
9月22日から28日までアメリカの西海岸、シアトルとサンフランシスコに学科で海外研修に行ってきました!旅費・宿泊費はトランスコスモスさんと大学から出していただきました。期間中はBoeingやIBMMicrosoftGoogle、バイオベンチャーのGenentech、Applied Biosystems 、Becomeなどの企業やベンチャーキャピタリストの平強さんを訪問し、また空いた時間はシアトル・マリナーズの試合を見に行ったり市内観光をしたりしました。
気づいた点は本当にたくさんありましたが、中でも特に思ったのは以下の二点です。


(1)アメリカは異文化を受け入れる土壌が整っていること。僕自身は去年から今年にかけて、旅行で香港や台湾、韓国、ヨーロッパ各国、タイに行ってきたのですが、人種の多様性という意味でアメリカに勝る国はありませんでした。特に西海岸ではアジア系の人種が多いようで、実際に僕たちが訪問した企業では中国人やインド人が社長をしている企業があったし、従業員もアジア系の人が相当数いました。もちろんアジア系だけでなく、街に出ればラテン系から黒人まで、ありとあらゆる人種が生き生きと仕事をし、生活しているように感じました。
もちろん一部の人の間では白人が優れているという考えを根底に持った人は残っているとは思いますが、日本と比較して圧倒的に異文化に対する偏見や差別は少ない国であると思いました。人種差別といった余計な心配をすることなく、自分の能力・スキルを思いっきり試すことができるからこそ、世界中から優秀な人材がアメリカに集まってくるのだと改めて感じました。


(2)ワークライフバランスを真の意味で実践していること。日本でも最近は「ワークライフバランス」という言葉を好んで使い福利厚生をアピールする企業は多いですが、アメリカでは口だけでなく本当に社員が心からワークライフバランスを望んでいて、実践しようとしている姿勢が見られました。グーグル、マイクロソフトは完全なフレックスタイム制で、成果さえ残せば何時に来て何時に帰ってもいいそうです。さらにマイクロソフトではそれぞれの社員に個室が与えられており、仕事に集中し生産性を高められるような工夫がされていました。これらの企業では社内の雰囲気も日本のオフィスのような堅さは全くなく、むしろ大学のキャンパスのような自由闊達な雰囲気でした。
また転職が当たり前のシリコンバレーでは、上司と部下という関係性は常に変わる可能性があるため、社員同士の関係も本当の意味でフラットであるように感じました。だから日本のように上司の顔色を窺って上司より先に帰りづらい雰囲気があることもないし、社員全員が会社に縛られることなく伸び伸びと仕事に打ち込み、同時にプライベートライフも満喫しているようでした。


ボーイング社内の展示場にて。

試合前にマリナーズのホームグラウンド、Safeco Fieldで。