大学院生活

先週から大学院の授業が本格的に始まり、ようやく生活スタイルが見えてきました。正直、学部時代(特に4年生)の時とは比べ物にならないほど忙しく、かつ充実しています。


【俯瞰経営学
東大TMIの名物授業。今年で最後という噂もある。松島先生曰く、「ミニミニMBA」の授業。5人一組でチームを組み、学期中ずっと特定の製造業の企業に関して、経営理念、新規事業立案、マーケティング、財務・会計、企業買収、などのトピックについて調べ、毎週プレゼンテーションを行う。
授業の特徴的なところは、成績評価。チームのプレゼンテーションを学生が評価し、投票数がそのまま点数につながる。また個人単位で質問1回するごとに1点がもらえ、本質をついた良い質問には2点が与えられる。このチームの得点と個人の得点を合算したものが、そのまま成績評価になる。
僕たちの班は高収益企業としても有名な「ファナック」という産業用ロボットメーカーを選択しました。この「ファナック」の魅力についてはまたおいおい書きたいです。チームのメンバーはみんな経営・経済に関する知識が豊富でモチベーションも高く、チームに貢献できるよう必死に勉強したいと思います。


【バスケ】
今所属している2チームで、品川区大会と渋谷区大会に出場しています。来週は品川区大会で、前回一部トーナメント優勝チームと対戦します。社会人はやっぱりフィジカルが強く、まだまだ体の細い僕は当たり負けしてしまうことが多いです。というわけで、高校卒業以来初めてプロテインを摂取し始めました。リバウンドやゴール下のプレイでチームに貢献するためにも、フィジカル面の強化を図っていきたいです。


【大学内の課外活動】
東大内の課外活動も本格的に始動し始め、慌ただしくなってきました。
東大キャンパスツアーガイドの事務局長の仕事は意外と大変です。お客さんからのお問い合わせに一つ一つ答えたり、広報グループの方やガイドの人たちと密に連絡を取り合うことが大事。まだまだ一人前に仕事をこなせていないけど、少しずつ自分なりのスタイルを確立していきたいです。
もう一つは、AGS-UTSCの活動。来月カナダのレジャイナ大学で行われる国際学生会議の諸手続き、自分の研究に関するポスター作成など、やることはたくさんあります。そして何より、東大からの参加者(留学生含む)とのディスカッションの中で、自分自身が「サステナビリティ」とは何か、持続可能な社会とはどうあるべきかということに対して、明確な意見を持てていません。今更ながら学部時代真剣に勉強してこなかったことを悔やみます。来月の派遣まで時間を見つけては都市工学やサステナビリティに関する書籍を読んで、自分の意見をまとめたいです。


【総括】
大学院生活は僕の期待していた以上に充実しそうな予感がしています。やはり学部時代と違うなと感じるのは、学生の「勉強に対する真剣さ」でしょうか。大学院まで残って勉強しようという人は、「研究を真剣に頑張りたい!、「自分の将来の夢のために授業を必死に受けたい」という高いモチベーションを持った人が多いです。特にTMIは、わざわざ他大学や他専攻から進学する人が多く、みんな内に明確な目的意識を持って授業を受けている人が多いように感じます。僕自身、「自分が何で飯を食っていくか、どういうキャリアが自分には向いているかを模索する」という目的意識を持ってこの大学院に来ました。その目的を見失わないよう、大学院生活を人一倍密度の濃いものにしていきたいと思います。