自由への扉

一度読んでみたかった高橋歩さんの本を初めて読んでみた。「人生は素晴らしい!」と、前向きに生きる希望が沸々と湧いてくる本。引用したのは、仕事選びについての印象的なフレーズ。

自由への扉

自由への扉

今の流行?会社の将来性?自分に合っているか?
自分の仕事を決めるうえで、そんなことはどうでもいい。
一番大切なのは、自分が完全燃焼できることをやる、ってことだ。
サラリーマンでも、独立しても、フリーターでも、肩書きなんて、なんでもいい。
給料が安いか高いかも、休みがあるかないかも、二の次だ。
まずは、気が狂ったように、それだけにのめり込めることを選ぼう。
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自分にとって、最高の仕事に出逢うために。
まずは、なんでも、やってみることだ。
若いときの自慢は、体力のみじゃん。
とにかく、ワクワクセンサーを全開にして、おもいっきり動き回ってみよう。
寝る間を惜しんで、めいっぱい遊んで、めいっぱい旅して、めいっぱいバイトして…
そんな様々な体験を通して、もっともっと、多くの人の生き方に触れてみよう。
他人の生き方を知ることで、自然に、自分の生き方の選択肢も広がっていく。
人との出逢いが、仕事との出逢いだ。

上のフレーズには心から共感できた。狂ったようにのめり込める仕事に就けることが、自分にとっては一番の幸せであるように思う。加えて、そののめり込めることが自己満足に終わらず、世の中の人に役立っている、社会に価値を与えていることが重要なのだろう。この両方を満たした仕事に就いている人はそんなに多くはないのかもしれない。例えば僕の父は、社会に価値を与えている仕事をしていると思うが、狂ったように仕事にのめり込んではいないように見える。あるいは今一万人いると言われる就職先に困るポスドクの人たちのように、自分がのめり込めることを見つけてもそれが世の中のニーズに合っていないケースもあるのだと思う。
僕は幸いにも、大学院の二年間という誰にも縛られない自由な期間を与えられている。しかしともすれば、無為に2年間を過ごし、就職先も特に深く考えることなく、狭い選択肢の中で選ぶことになりかねない。特に僕の行く大学院は、大半の人が東大生に人気の華やかな外資系企業に就職するようなところなので、自分の意思を持っていないと安易に流されてしまいかねない。
大学院の二年間は、狭い選択肢にとらわれず、旅行、勉強、スポーツ、課外活動、インターンなどとにかく何にでもチャレンジして、たくさんの人の生き方や考え方に触れ、自分が狂ったようにのめり込める何かを見つけることをテーマに過ごしていきたいと思った。