即戦力の磨き方

即戦力の磨き方 (PHPビジネス新書)

即戦力の磨き方 (PHPビジネス新書)

ビジネスマン個人の生み出す付加価値によって、これからは100倍もの格差が当たり前になる時代となる。
この下克上の時代を生き抜くには、即戦力の三種の神器、「語学力」「財務力」「問題解決力」が必要である。
ここでいう「語学力」は英語力のことであり、CNNを一日中流しっぱなしにする等、英語耳を徹底的に鍛えることが一番のポイント。
「財務力」を養うには、自分で自分の資産運用を行うとよく、株式投資から始めるとよいだろう。
「問題解決力」は、(1)問題の本質がどこにあるのか自分で自分に問うことを繰り返す「質問する力」、(2)なぜその問題が発生するのかという原因に言及し、その原因をどうすれば排除できるか仮説を設定する力、(3)仮説を実行しうまくいかないと分かったら新たに仮設を立て直す、仮説を検証する力、のこと。


勝ち組の発想は、間違えたらどうしようなんてことは考えずに、まず動いてみてそこから修正を繰り返し、自分なりの方法論を作っていくものだ。


確かに大前研一さんの言うように、これからは企業に定年まで勤め上げる時代は終わったし、グローバルな市場で個人で何ができるかがシビアに問われる時代だと思う。
その上で、三種の神器は最低限身に付けておかねばならないスキルだと思う。
それにプラスアルファで、プログラミングだったりデザイン力だったり、自分なりの武器を持っていることが必要な気がする。


中でも語学力、財務力の二つは勉強を積み重ねていけば大学院を卒業するまでに身に付けることが可能だと思った。
けれど、問題解決力は普段から意識してトレーニングしないと中々身に付けられないものだろうと思う。
受験勉強で与えられた課題をひたすら解くことになれている僕にとっては、自分で問題の本質を見つけ、仮説を設定・検証するプロセスには慣れていない。
残りの二年半の学生生活において「問題解決力」を身に付けるべく意識して生活していきたい。