話していて楽しい人

昨日は昼ご飯を東大の技術経営戦略学M2の先輩、Nさんと一緒に食べた。
技術経営戦略学は来年の4月から僕が通う大学院だ。
Nさんとは今年の2月就職活動をしていた頃、三菱東京UFJ銀行・国際金融部のインターンシップで香港に行ったとき一緒になって仲良くなった。
とにかく勉強熱心で志も高いのだが、普段は仙人のような暮らしをしている人で、心から尊敬できる先輩だ。
以下、Nさんの話をまとめてみた。

<技術経営戦略学について>
技術経営のM2の卒業後の進路は凄まじい。
モルガンスタンレーJPモルガン外資投資銀行に行く人の割合が一番多い。
次いで、ボストンコンサルティング、ローランドベルガー等の外資系コンサルが多く、商社や日系金融機関、メーカー等が後に続く。
授業は大変だが、グループワークやプレゼンを通じて嫌でも財務分析やビジネスプランについての知識はつく。
性格的には、ガツガツして前面に出て行く人が多い。
ただkitchouのようにおとなしそうだがやる時はやるタイプ(?)も中にはいて、そういう人がたくさん集まる研究室もある。


<英語の学習>
英語の学習はいかにお金をかけずに最大の効果が得られるかを考えてきた。
毎日JapanTimesを二時間程度読む。
時間があるときは、英会話学校のフリートークを格安で利用し、多いときは五時間会話したりもする。
VOAのニュースを毎日聞いて、耳を英語に慣らしている。
これらを大学二年から四年以上継続してきた。


そのおかげで、海外に住んだ経験がないのにTOEIC975を持っている。
英検一級も持っているが、これはTOEICと比べて桁違いに語彙が難しい。
kitchouは既にTOEICの点数が高いのだから、差し当たりの目標を英検一級に定めるのも良いかもしれない。
自身は今度は国連英検特A級を目指している。
これは英検一級とは比べ物にならないほど難しく、経済や国際情勢に関する深い知識の上に高度なディスカッション力が求められる。

Nさんは人間的にもすごく魅力的な人だ。
英語も並大抵の努力ではなく、それこそ血のにじむような努力をしてきたに違いない。
ルックスも良く、体型を維持するために毎日一時間以上は走っているらしい。


このような先輩と知り合えて自分自身かなりいい刺激を受けたし、今後の大学院生活へのモチベーションも高まった。
何よりNさんと話していてすごく楽しかった。


最近僕が特に思うのは、何か目標に向かって努力している人、人生を前向きに楽しんでいる人、知的好奇心が旺盛で色々なことに精通している人、自分なりの考え・信念のようなものを持っている人と話すのは楽しいということ。
逆に、とりあえず今が楽しけりゃいいじゃんと惰性で生きている人、後ろ向きで卑屈な人、人や社会に対して全く関心のない人、周りに流されて生きている人とは話していてあまり楽しくない。
僕が深く付き合っていきたいと思う人は前者の人たちかなぁ。
幸いなことに、東大には変わった人は多いけど、前者の条件を満たしている人の割合が多い気がする。
自分なりの考え・信念を持って日々暮らし、知的好奇心ももの凄く旺盛な人が多い。


人を選り好みするのは良いことではないけれど、人間関係ってお互いにいい刺激を与え合えるのが理想だと思うし、話していてお互いに何も得られるものがないなら話す必要はないんじゃないか。
そういう意味でも、日々勉強して色んなことにチャレンジし、相手にいい刺激・プラスの影響を与えられるような人間に自分自身がなりたいと思った。